筋トレとお菓子

お菓子なんて体作りの大敵…と思い込んでいる人も多い事でしょう。
実は、お菓子もその種類や食べ方によっては筋トレ効果をアップさせるのに、とても役立つ食品になり得るのです。

お菓子と一言で言ってもその種類は様々。
皆さんの中には、筋トレを頑張ったりダイエットに努力していても、お菓子を完全に断つのは辛い、そう思っている人も多いと思います。

今回は、筋トレに役立つお菓子や、ダイエットの邪魔にならないお菓子の種類や食べ方について解説していきましょう。
お菓子は筋トレやダイエットの敵では決してないのです。



筋トレにオススメなお菓子とは?

お菓子は筋トレに役立つ。
そうは言っても全てのお菓子が筋トレ向きなわけではありません。

当然、筋トレしていたりダイエットしている人は絶対に食べてはいけないお菓子もあります。
お菓子と言っても種類は様々で、洋菓子もあれば和菓子もありますよね。

和菓子の場合は甘い物ばかりではなく、おせんべいのような塩味の強いお菓子もあるのです。
洋菓子の場合も脂質をたっぷり含んだものや逆にシンプルなもの、牛乳やチーズなどの乳製品が使われているものもあります。

何百、何千とあるお菓子の種類。
この中から適切な物が何なのかを知っておく事が重要になるのです。

お菓子が筋トレに効果的な理由を解説

お菓子が筋トレに効果的な理由を解説

そもそも筋トレとは極めて激しく体を動かす行為ですよね。
激しく体を動かしたいのであれば、たくさんのエネルギーを事前に補給しておくのは当然の事です。

筋肉を動かすためのエネルギーとして最も効率的なのは「糖」になります。
糖を摂取すると、筋グリコーゲンとして筋肉内に保存され、筋トレ時に使用されるのです。

この糖を効率的かつ迅速に補給するには特定のお菓子はとても適しています。
それでは更に、筋トレとお菓子の関係について細かく解説していきましょう。

筋トレの食事代わりにお菓子はアリ?

筋トレを頑張るために、お菓子はとても有用ですが「食事代わり」となると少し話が違ってきます。
お菓子は糖質を効率よく摂取出来る食品ですが、タンパク質や不飽和脂肪酸はほとんど摂る事ができません。

やはり、お菓子はお菓子、食事は食事として分けて考える方が良いのです。
あくまでも全体の摂取カロリー量と、タンパク質・脂質・炭水化物のバランスを整えるために「一つのパーツ」としてお菓子は利用しましょう。

お菓子だけでお腹いっぱいになってしまうと途端にタンパク質不足となります。
タンパク質が不足すると筋肉の材料が枯渇してしまいますから気をつけましょう。

筋トレ用の炭水化物をお菓子でとる方法

筋トレでは炭水化物・糖質をしっかりと補給してから臨む事が大切です。
そのエネルギー源としてお菓子を役立てる事が出来ます。

まず、食べてから筋トレまでの時間を十分確保出来る場合(2時間程度)は洋菓子でも和菓子でもなんでも自由に食べて構いません。
洋菓子は脂質が多いので消化・吸収に時間が掛かりますが2時間もあれば余裕でしょう。

一方、食べてから1時間程度で筋トレを行う場合は米菓や和菓子がオススメです。
なるべく早く消化・吸収し筋肉の中にグリコーゲンとしてエネルギーを蓄積しておく必要があります。

また、30分くらいしか時間的な余裕がない場合は固形物は食べない方が良いでしょう。
脂質の少ないアイスや、スムージーのような半固体・液体のお菓子にしておくべきです。

筋トレまでの時間がどのくらいあるかによって、食べるべきお菓子に違いが生まれる事を覚えておいて下さい。

タンパク質の多い筋トレ向けお菓子とは

最近では筋トレ好きのための「プロテインスナック」が多く開発されています。
プロテインバーはその代表格で、タンパク質を練り込んだややチューイーな生地をチョコレートコーティングしたようなタイプが主流でしょう。

他にも、プロテインクッキーやプロテインパンケーキなど、最近のフィットネスブームの影響もありプロテインスナックは大人気なのです。
筋トレ用に開発されたお菓子以外にも、無脂肪のヨーグルト等はとても筋トレに役立つお菓子と言えます。

手軽に美味しくタンパク質を補給出来ますし、腸内環境改善にも役立ちますね。
タンパク質といえばすぐに肉や魚が思い浮かびますが、甘いお菓子でもタンパク質を摂取出来る事は忘れないようにしたいものです。

筋トレにNGなお菓子とは?

筋トレにNGなお菓子としては、消化が悪くタンパク質がほとんど入っていない、しかも質の悪い脂質がたっぷりのお菓子が該当します。
例えば、油で揚げているタイプのお菓子は筋トレにとってはほとんど毒にに等しいのです。

これにはドーナツやサーターアンダギー、揚げ煎餅などが該当します。
他にも人工着色料や保存料がたっぷりのお菓子も健康的とは言えませんね。

一般的に、体に害が大きいと考えられているお菓子は、やっぱり筋トレにも適していないと言えます。
食べるなら、シンプルかつ栄養価の高い、そして余計な物が入っていないお菓子にするべきなのです。

筋トレの増量期にはお菓子は必須?

筋トレの増量期にはお菓子は必須

筋トレを本格的に続けている人の場合、一年を増量期と減量期の二つに分けている人が多くなります。
増量期とは筋肉を積極的に発達させとにかくエネルギーを毎日多く摂取する期間。

そして、筋肉を残しながら脂肪を削り落としていく時期が減量期になります。
これをそれぞれ分ける事でボディメイクを効率的に進めているわけです。

この増量期では特に食が細い人の場合、いかに摂取カロリーを稼ぐかという点が非常に重要になります。
また、時間が無い人にとっても短時間でかつ効率的にカロリー摂取を果たさなければなりません。

そのために、是非有効活用したいのがお菓子なのです。
お菓子はカロリーが比較的高く、保存の効くものも多いのが特徴。

しかもお値段も安いので増量期にはむしろ適した食品と言えるのです。

筋トレの増量期にはお菓子のカロリーが大切

筋トレの増量期に食べるお菓子は、含まれるカロリーと糖質の量がとても重要です。
増量期にはカロリーをバンバン摂取しなくてはいけません。

しかし、脂質が多く含まれるお菓子ばかりを食べてしまうと筋トレパフォーマンスにあまり良い影響が無いのです。
筋トレでエネルギー化しやすいのは糖質(炭水化物)の方ですから、脂質よりもどちらかというと糖質の占める割合の多いお菓子が適しています。

例えば洋菓子と和菓子で比較すれば圧倒的に和菓子有利ですね。
ボディビルダーの中には増量期のトレーニング前に必ず大福を食べる選手もいる程です。

もちろん洋菓子も悪いわけではありません。
なかなか体重が増えないタイプの人は洋菓子だろうが和菓子だろうが食べなくらなければならない人もいます。

いずれにせよ、お菓子を食べる際はある程度それに含まれているカロリー、糖質量、脂質量は把握するようにしておくべきです。

筋トレの増量期でもお菓子の食べ過ぎには注意

カロリー摂取量を稼ぐべき増量期ですが、それでもお菓子の食べ過ぎには注意が必要です。
体重が増えやすいタイプの人は、油断していると1ヶ月で10kg以上も体重が増えてしまいます。

この場合、増加しているのはほとんどが脂肪で筋肉ではありません。
お菓子の食べ過ぎによって脂肪ばかりが増えてしまうのはあまり褒められた状態ではありませんね。

どうしても体重が増えすぎてしまうがお菓子は止められない、という人はその中身や種類に気をつけましょう。
ここまで解説してきた通り、和菓子の方がカロリー量としては低めです。

脂質たっぷりの洋菓子はなるべく我慢し、大福や羊羹、おまんじゅう等を食べるようにすればお菓子の食べ過ぎによる体重の増えすぎを防ぐ事が出来るでしょう。

筋トレ&ダイエット・減量に役立つお菓子とは?

筋トレ&ダイエット・減量に役立つお菓子

筋トレにおける減量期やダイエットするのに適したお菓子というのはあるのでしょうか。
体脂肪を落とすためには余計なカロリーを摂らない事が大切です。

その一方で量(嵩)が多ければ食べごたえも感じますし満足感がありますね。
最近人気のダイエット用お菓子としては「0カロリーゼリー」の物が人気。

これは砂糖ではなく天然の糖アルコールを使って甘さを出しているもので、ほとんど0カロリーです。
ダイエット用のお菓子としてはほぼ完璧と言えます。

他にも最近では糖アルコール(エリスリトールやマルチトール)を使ったお菓子がたくさん開発されておりダイエットの味方となっているのです。
ダイエット中に甘い物はダメ!と決めつけずにいろいろな物を探してみましょう。

甘い物を食べながらでも痩せる事は出来るのです。

筋トレとお菓子の関係についてのまとめ

筋トレとお菓子の関係についてのまとめ

お菓子は筋トレの邪魔者ではありません。
適した物を選び、適したタイミングで、適量を食べる分にはとても役立つのです。

筋トレ前のエネルギー補給では、消化吸収の良いお菓子をできれば2時間前には摂りましょう。
減量期は脂質をあまり含まず、また糖質も天然の糖アルコールを利用したものが最適です。

タンパク質を多く含んだプロテインスナックはこれからもどんどん新商品が開発されると考えられます。
筋トレに役立つお菓子を正しく活用し、更に楽しく肉体改造を進めていきましょう。


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