筋トレをしている最中や筋トレが終わった後に、吐き気を感じた事があるという人は少なくありません。
吐き気を感じると何かの病気じゃないかと精神的に不安になり、原因は何なのだろうかと気になる人も多いと言われています。
そこで、今回はその不安を解消するためにも、筋トレ中などに吐き気を感じる原因について詳しく解説します。
合わせて吐き気を感じた時の対処法もご紹介します。
筋トレで起こる吐き気について気になる方はぜひご一読ください。
筋トレ中や筋トレ後には吐き気を感じる事がある
筋トレの最中や後というのは、筋肉に痛みを感じたりするなどの変化がよく起きます。
その中でも特によく見られる変化というのが吐き気なのです。
そこで、今回はなぜ筋トレの最中や筋トレの後に吐き気をよく感じるのか、その理由やその対処法について解説をしてきます。
筋トレの最中などに感じる吐き気は、種類によって正しい対処をしなければ、危険な状態になるものもあるので注意が必要です。
そのため、筋トレを安全な状態で取り組みたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
筋トレ中などに吐き気などを感じる原因とは?
筋トレ中や筋トレの後に吐き気を感じる原因は、以下の4つが代表的なものになります。
- 筋トレで酸欠になる
- 筋トレで低血糖症が起きる
- 筋トレによって脱水症状になる
- 筋トレ前の食事の消化不良
それでは、早速これからなぜこれらの原因が筋トレ中などの吐き気に繋がるのか、その理由について解説をしていきます。
これまでに吐き気を感じた事がある方は正しい対処をするためにも、どれに当てはまるのか確認しながら読み進めてください。
吐き気は筋トレで酸欠になる事で起こる事が多い
筋トレでは重たい物を持ち上げるため、息を止めたり、力を発揮するために酸素を多く使います。
そのため、多くの人が酸欠、もしくはそれに近い状態になると言われているのです。
そして、実は筋トレ中などに吐き気を感じる原因の中でも、最も当てはまる人が多いと言われているのがこの酸欠になります。
体内の酸素が足りなくなる酸欠状態には、人間はすぐに順応出来ません。
すると、体に異常を知らせる様々のサインが出るのですが、その中の際の1つとしてあるのがまさにこの吐き気なのです。
ですので、息が切れるような筋トレをしている最中に吐き気を感じた場合には、この酸欠がその原因である可能性が高いと言えます。
筋トレで低血糖症になる事で吐き気やめまいが起こる
長時間の筋トレや強度の高い筋トレを行っていると、人によっては低血糖の状態になる事があります。
そして、この低血糖の状態になると低血糖症が起きますが、その症状の1つとしてあるのが吐き気なのです。
また、低血糖症になると吐き気以外にも、めまいなや手の震えなどが起きます。
さらに、正しい対処をすぐにしないと症状が悪化し、失神してしまったり、場合によっては死亡してしまうケースもあるので注意が必要です。
ちなみに、低血糖症には糖尿病などの薬を服用していると、軽い筋トレでもなる事があります。
そのため、心当たりがある方は、この後解説する対処法を必ずチェックしておいてください。
筋トレ中や後の脱水症状で吐き気や頭痛を感じる
筋トレをしていると季節などによっては差がありますが、基本的には汗をかきます。
そして、定期的に水分補給を行っていないと、脱水症状若しくはそれに近い状態になってしまう事は珍しくありません。
しかし、実は脱水症状になってしまうと、その症状の1つとして吐き気というものが出てしまう事があるのです。
この脱水症状というものは、先ほどの低血糖症よりもはるかになりすいと言われています。
そのため、よく汗をかく筋トレをしている人は特に注意が必要でしょう。
ちなみに、この脱水症状による吐き気は酸欠と同様に、頭痛などと同時に感じる事があると言われています。
吐き気や気持ち悪さは筋トレ前の食事の消化不良でも起こる
筋トレのためのエネルギーを確保する事を目的として、筋トレ前に食事をする人も多いでしょう。
ところが、筋トレ前の食事の量が多過ぎたり、消化が悪いものを食べてしまったりしていると消化不良を起こしてします事があります。
そして、この消化不良の影響によって起こる症状に吐き気というものがあるのです。
ちなみに、消化不良が起きてしまうと、その影響によって逆流性食道炎や消化性潰瘍などの病気が起きてしま事もあります。
そういったリスクもあるので消化不良が起きていると感じている方は、予防や対処法についてちゃんと学ぶ必要があると言えるでしょう。
筋トレ中や後の吐き気への対処法
それでは次に、筋トレ中や筋トレの後に起きる吐き気の対処法について見ていきましょう。
筋トレ中などに起こる吐き気の対処法は吐き気が起きる原因によって、以下のように変わります。
- 酸欠が原因ならまずは安静にする
- 低血糖症が原因なら糖分を摂取する
- 脱水症状が原因なら水分を摂取する
- 消化不良が原因なら休憩をとる
それでは、早速これからそれぞれの対処法についてより詳しく解説をしていきます。
先ほども少し触れましたが正しい対処しないと危険な状況に陥るものもありますので、ここでしっかりと確認しておいてください。
吐き気の原因が酸欠なら筋トレを中止後、安静にする
筋トレ中の吐き気の原因が筋トレによる酸欠状態であるなら、まずは筋トレを中止する事を最優先してください。
中には吐き気を我慢して筋トレを続ける人がいます。
しかし、筋トレをすると力を出すため体の中の酸素をより使うため、酸欠による症状が悪化するのです。
そのため、酸欠状態で吐き気を感じているのであれば、まずは筋トレを中止し、安静にするようにしてください。
また、安静時にはゆっくりと、そして深く呼吸をする事で効率的に回復する事が出来ます。
ですので、安静時には誰かと話をするなどの行為はせずに、呼吸をして酸素を多く取り込みようにしましょう。
筋トレによる低血糖症が吐き気の原因なら糖分を摂取する
吐き気の原因が筋トレをする事による低血糖症が疑われるのであれば、まずは糖分を摂取する事を最優先して行いましょう。
低血糖症が起きる原因は、その名前の通り血糖値が下がる事にあります。
そのため、低血糖症による吐き気を抑えるには血糖値を元に戻さなければいけません。
そして、そのためには糖分を摂取しなければいけないという事になるのです。
また、低血糖症にはブドウ糖もしくは糖分が多く含まれたコーラなどのジュースが適していると言われています。
ですので、なるべく早く手に出来るものを選んで、それを摂取するようにしましょう。
ちなみに、繰り返しになりますが、低血糖症は症状が重くなると失神・死亡してしまう事があります。
そのため、低血糖症が疑われる時は、なるべく早く対処するようにしてください。
吐き気の原因が筋トレでの脱水症状によるものなら水分を摂取
筋トレ中や後に感じる吐き気の原因が筋トレによる脱水症状であるなら、当然水分を摂取するのが対処法として最優先されます。
しかし、単純に水を大量に摂取すれば良いというわけではありません。
なぜなら、効果的に脱水症状を治すためには、水分の種類や温度などまで注意する必要があるからです。
具体的に、説明すると水分の種類としては、水分を出す作用のあるアルコールやカフェインなどが入ってないものが良いと言われています。
そして、水分の温度に関しては、吸収率が高くなると言われている体温に近い温度が最適です。
そのため、脱水症状が起きてしまった時は、上記の情報を参考にただし方法で水分を補給すると良いでしょう。
筋トレ前の食事の消化不良が吐き気の原因なら休憩を取る
筋トレ中の吐き気の原因が筋トレ前に食べた食事の消化不良であれば、対処法として休憩を取る事が最優先されます。
なぜなら、人間は動いている状態だと効率的にお腹の中の食べ物消化する事が出来なくなるからです。
そのため、消化不良を感じている時には、無理をして筋トレを続けないで一度休憩を取るようにしましょう。
また、消化不良というのは食事の内容を消化しやすいものに変えるだけで予防する事が出来ます。
ですので、消化不良を起こしやすい方は、予防として筋トレ前の食事内容も改善してみてください。
筋トレ中や後の吐き気と同時に頭痛を感じたら注意
筋トレ中や後に吐き気だけを感じたのであれば、上記のような対処法で治る事が多いので、特に心配はありません。
ただし、吐き気と同時に強い頭痛を感じた場合には注意してください。
なぜなら、吐き気と同時に感じる頭痛には労作性頭痛という運動が原因の頭痛だけでなく、命の危機に関わるくも膜下出血などになっている事があるからです。
そのため、筋トレ中などに吐き気と同時に強い頭痛を感じた時には、我慢せずになるべく早く医療機関へ行き、検査を受けるようにしてください。
筋トレの吐き気のまとめ
それでは最後に筋トレ中などに感じる吐き気に関する情報をまとめていきます。
まず筋トレ中などに感じる吐き気の原因は、以下の4つが代表的なものになります。
- 筋トレによる酸欠
- 筋トレによる低血糖症
- 筋トレによる脱水症状
- 筋トレ前の食事の消化不良
そして、これらの原因で起こる吐き気への対処法は以下の4つです。
筋トレによる酸欠 | 筋トレを中止し、安静にする |
筋トレによる低血糖症 | ブドウ糖やジュースなどで糖分を摂取する |
筋トレによる脱水症状 | カフェインなどが入っていない体温に近い温度の水分を摂取する |
筋トレ前の食事の消化不良 | 筋トレを中止して休憩を取る |
これらの情報を頭に入れておけば、より安全に筋トレに取り組めるはずです。
ですので、ぜひこれを機会に覚えてみてください。
ただし、これらの対処法を実行しても吐き気が治まらない事や、とても強い頭痛などを一緒に感じる事などもあります。
その時には、すぐに病院に行って検査など受けるようにしましょう。