多くの日本人が好きな料理にカレーがあります。
そして、そのカレーはスパイスなどによって疲労回復効果があるなどと言われています。
そのため、体には良いというイメージを持っている人も少なくありません。
しかし、実は筋トレをしている人にとって、このカレーという食事メニューはあまりオススメ出来るものではないのです。
今回の記事では、なぜ筋トレ後などの食事としてカレーがオススメ出来ないのか、その理由について解説をしていきます。
また合わせて、筋トレ後にもしカレーを食べるとしたら、どのポイントに気を付けるべきなのかもご紹介します。
筋トレ後の食事としてカレーがオススメ出来ない理由
それでは始めに、筋トレ後の食事としてカレーがオススメ出来ない理由について解説していきましょう。
基本的にカレーが筋トレ後の食事にオススメ出来ない理由は以下の2つになります。
- カレールーやカレーパンなどには不要な脂質が多く含まれており、カロリーも高いから
- カレー系のメニューには筋トレ後に必要な栄養素が十分な量含まれていないから
では早速、これからそれぞれの理由について、1つ1つ詳しく解説をしていきます。
カレールーやカレーパンには筋トレに不要な脂質が多く含まれる
カレーが筋トレ後の食事としてオススメ出来ない1つ目の理由、それはカレールーやカレーパンに含まれている成分に余分なものが多い事です。
具体的には、筋トレの効果を高めるために不要な質の低い脂質や、その脂質によって生み出される無駄なカロリーなどがカレーには多く含まれています。
これらの余分な成分やカロリーというのは、筋トレの成果を高めるためにはほぼ不要なものであります。
さらに、場合によっては効果を下げる可能性もあるのです。
このような理由があるため、基本的に筋トレの後の食事としてカレーというのは、強くオススメ出来るものではないという結論になります。
カレーでは筋トレ後に必要な栄養素が確保し辛い
カレーが筋トレ後の食事としてオススメ出来ない2つ目の理由は、筋トレ後に必要とされる栄養素がほとんど含まれていない事にあります。
例えば、筋トレ後というのは筋肉の成長に必要なたんぱく質はもちろんの事、疲労回復に必要な炭水化物などの栄養素が必要です。
しかし、カレーでは炭水化物は白米などから摂取出来るものの、たんぱく質はほとんど含まれいない事を多い傾向にあります。
このように、カレーは余分な成分があるだけでなく、必要な成分が無いという理由もあるため、筋トレ後の食事に向いていないと言えるのです。
筋トレ後のカレーの食べ方のポイント
ここまで解説してきましたように、カレーというメニューは筋トレ後の食事としては基本的に向いてません。
しかし、中にはカレーが好きであるなどの理由があって、どうしてもカレーを食べたい、もしくは食べなければいけないという人もいるでしょう。
そこで次に、筋トレ後にもしカレーを食べる場合、どのように食べれば少しでも筋トレに対してプラスの影響を出せるようになるのか解説していきます。
カレーによる悪影響を少しでも減らし、プラスの効果を少しでも多く引き出したい方はぜひチェックしてみてください。
筋トレ後のカレーではたんぱく質が含まれるトッピングをする
筋トレ後にカレーを食べる事になった場合には、まずは筋トレ後に必要な栄養素を加えるようにする事が大事と言えます。
具体的には、先程も解説したように筋肉の材料となるたんぱく質が豊富に含まれているものを追加するのが良いです。
例えば、ゆで卵や生卵、茹でた鶏肉、またはチーズなどには多くたんぱく質が含まれているので、これらをトッピングとして加えてみると良いでしょう。
またカレーのサイドメニューとして、鶏肉や卵が使われているサラダなどを追加するのも効果的なので、ぜひ参考にしてみてください。
減量目的の筋トレ後には白米かルーの量を減らす
筋トレに取り組んでいる人の中には、脂肪を減らすための減量を目的としている人も少なくはありません。
そのような人の場合、カレーの食べ方には特に注意が必要になります。
なぜなら、先程も解説したようにカレーライスやカレーパンなどには、余分な脂質やカロリーが多く含まれているからです。
では、どのように対策をすれば良いのかというと、単純に食べる量を減らすのが最も効果的な対策方法になります。
具体的には、脂質が多いルーを減らすのが良いのですが、白米やパンなどを減らすのもある程度の効果があります。
そのため、減らせるものを減らしてみてください。
筋トレ後のカレーにはサラダなども一緒に食べる
筋トレ後の食事としてカレーを食べる際には、サラダなどを一緒に食べる事も非常に重要なポイントになります。
なぜなら、カレーやトッピングだけでは、筋トレの効果を高めるために必要な量のミネラルやビタミンなどを確保出来ない事が多いからです。
また、十分な量のミネラルやビタミンなどを確保出来ないと、筋トレの効果を高められないどころか、反対に体調を崩してしまう事にもなりかねません。
そのような事を防ぐためにも、カレーを食べる時には栄養バランスを整えるためにサラダなどもしっかりと食べるように意識しましょう。
筋トレ後のカレーには豊富なスパイスを入ったものを選ぶ
筋トレ後にカレーを食べる際の最後のポイントは、可能な限り豊富なスパイスが入ったものを選ぶようにするという事です。
例えば、スパイスの中には体脂肪をつきにくいようにさせる作用があるシナモンや筋トレによる体の炎症を抑えるターメリックなどがあります。
このようなスパイスが豊富に入っているカレーを食べる事で、間接的ながらも体に対して良い効果を期待する事が出来るようになるのです。
もちろん、いつも沢山のスパイスが入っているカレーを食べる事は難しいかもしれません。
しかし、もし可能であるのであれば、少しでも筋トレの効果を高めるために意識的にそういったカレーを選ぶようにしてみてください。
筋トレとカレーのまとめ
今回の記事で解説してきましたように、カレーというのは筋トレ後の体には不要な栄養素が多く含まれています。
さらに、それだけでなく、カレーには筋トレ後の体が必要とする栄養素もあまり含まれていない傾向にあります。
そのため、基本的にはオススメ出来ない食事となるのです。
しかし、ご紹介したようないくつかのポイントを抑える事によって、悪影響を減らし、筋トレに対してプラスの効果を出す事も可能になります。
ですので、原則としては筋トレ後にはカレーは避けるようにし、もし食べるのならいくつかのポイントを抑えた上で食べるようにしてもらいたいと思います。