お菓子と筋トレ、全く関係のないこの二つにも実は大きな繋がりがあります。
お菓子を食べてトレーニングしたり、トレーニングの後にお菓子を食べる事は筋肉の発達にも良い影響を与えるのです。
お菓子の中でも特にチョコは大人気な存在。
チョコには単に甘くて美味しいというだけでなく、筋トレに役立つ効果や健康に良い効果がたくさんあるのです。
今回は筋トレとチョコの関係について解説していきます。
チョコを上手に食べると筋肉増強のスピードもアップ!するかもしれません。
甘いチョコを食べる筋トレ好きって実は多いんです
筋トレを効果的に行っている人の中には、チョコを上手く活用している人が意外と多いものです。
筋トレといえばプロテインをイメージする人も多いと思いますが、チョコはプロテインと一緒に食べるのにも向いています。
その理由については詳しくは後述しますが、チョコをただの甘い食べ物と侮っているととても損をしてしまうのです。
筋肉を効率的に発達させるためには筋トレテクニックだけでなく、食べ物や栄養に関する知識が大切なのは言うまでもありません。
それはお菓子やチョコについても同様です。
なぜベテラントレーニーや筋トレ上級者がチョコを食べているのか。
その理由は絶対に知っておくべきなのです。
筋トレに効くチョコの食べ方!正しい方法を解説
チョコは筋肉にダイレクトに効く食べ物です。
また、正しく食べれば筋トレパフォーマンスをほぼ確実に向上させてくれます。
最近はプレワークアウトサプリとして、体内の一酸化窒素濃度を引き上げてくれる製品が人気となっていますね。
このプレワークアウトサプリともチョコは相性が良いのです。
チョコを食べる適切なタイミングやその量について解説していきましょう。
筋トレの前にチョコを食べる意味とは?
それではまず、筋トレを行う前にチョコを食べる意味について説明していきましょう。
筋トレ前に大切な事は、体をエネルギーで満たす事。
そして、精神的なテンションを上げ、気合を入れる事です。
甘いチョコを食べると血糖値が上がりエネルギーレベルが向上します。
また、ドーパミンやエンドルフィンといった脳内物質の分泌も促されるのです。
これらの脳内物質は「脳内麻薬」と呼ばれる事もあるほど強い多幸感を発揮するもの。
激しくキツいトレーニングに勇気を持って立ち向かうためには、チョコはとても役に立つ存在と言えます。
ちなみに、疲れたときに甘いものを食べたくなるのも、人間の体がドーパミンやエンドルフィンによる快感を無意識のうちに求めているからなのです。
筋トレ中にチョコは食べない方が良い
一方、いざ筋トレを開始した後はチョコは食べない方が良いでしょう。
チョコには多くの脂質が含まれています。
脂質は消化が遅くエネルギー化されるのに時間が掛かる物質です。
胃腸が消化に手間取っていると、そこにはたくさんの血液が集中してしまいます。
すると本来は筋肉に向かって栄養や酸素を運ばなくてはならない血液が、筋肉以外にも分散してしまうのです。
筋トレ中に胃腸に負担は絶対に掛けてはいけません。
筋トレ中にはブドウ糖やマルトデキストリンといった消化の必要が無い糖質を水に溶かして飲むようにしましょう。
その際、一緒にBCAAのようなアミノ酸も加えておくと更に効果が高まります。
筋トレ後は最もチョコが「効く」タイミング
筋トレの真っ最中にチョコを食べる事はやめておくべきですが、筋トレが終わったら逆に直ぐにチョコを食べてしまいましょう。
筋トレ直後には皆さんプロテインを飲むと思います。
タンパク質をすぐさま補給し筋肉の材料を送り届けようという作戦ですよね。
このタンパク質が細胞に吸収されるためには「インスリン」というホルモンが必要になります。
そしてこのインスリンを効率よく分泌させるためには血糖値を上げる必要があるのです。
血糖値を上げる効果が高いのは当然ながら「甘い、糖質を含んだ食品」。
これにはまさにチョコはうってつけの存在というわけです。
筋トレが終わったらすぐにプロテインと一緒にチョコを楽しむようにしましょう。
筋トレ効果を上げるために食べるべきチョコの量は?
それでは筋トレで高い効果を得るために食べる、チョコの量とは実際どのくらいなのでしょうか。
あまり厳密に、細かいグラム数を述べても現実的ではありませんが、さすがに筋トレ前・後で板チョコ1枚は食べ過ぎとなります。
まず、筋トレ前については胃もたれや未消化の問題をクリアするために多くてもチロルチョコ3つくらいが妥当です。
板チョコで言えば三分の一以下の量でしょう。
だいたい15g程で十分でしょう。
一方、筋トレ後はエネルギー補給の意味もあるので板チョコ半分程度。
だいたい30gくらいは食べても問題ありません。
ただ、減量中の場合は少なめに抑えるように。
体脂肪が増えたり、減少するスピードが落ちてしまっては意味がありません。
その他のチョコの効果と筋トレの関係とは?
チョコの効果はエネルギーアップやインスリンの分泌促進の他にもいろいろとあります。
チョコは一部の欧米国ではスーパーフード扱いされている場合もあるのです。
日本では「お菓子」としか認識されていませんが、実は高い健康効果も持っています。
これまで紹介してきた以外の、チョコの筋トレに与える効果を説明していきましょう。
チョコを食べると筋トレでありがちな便秘も治る?
筋トレをしているとタンパク質を多く摂るため腸内環境が悪化してしまう事があります。
そうなると便秘がちになってしまうのですが、実はチョコには便秘改善効果もあるのです。
便秘改善に役立つという事は、腸内環境を正常化させてくれるのと同じ意味。
腸内環境が良くなれば栄養の吸収率が高まります。
すると、タンパク質やアミノ酸、ビタミンやミネラルといった沢山の栄養素が効率よく体内へと取り込まれるわけです。
そうなれば当然筋肉が増強されるスピードもアップします。
チョコには適度な脂質が含まれている事はご承知の通りですが、このチョコと一緒に摂ると便秘解消が一気に進む飲み物が「コーヒー」です。
コーヒーにはカフェインが含まれているため体を覚醒状態へと導いてくれます。
この作用が腸の蠕動運動を促進させてくれるのです。
チョコの脂質は便の流れをスムーズにします。
この二つの効果が相まって便秘が解消されるというわけです。
チョコとコーヒーは味わい的に相性が良いだけではないと言えますね。
チョコと一緒に食べたい筋トレサプリ
チョコには、ポリフェノールも含まれています。
このポリフェノールとは抗酸化物質の一種。
アンチエイジングにも役立つ素晴らしい栄養素です。
チョコと一緒に摂って頂きたいサプリとしては、同じく抗酸化物質の代表的な存在であるビタミンCが挙げられます。
また、チョコの脂質を利用するため、脂溶性のビタミンであるビタミンDやEも摂りたいところですね。
つまり、総合ビタミンサプリである「マルチビタミン」とチョコはとても相性が良いのです。
チョコはプロテインやアミノ酸と一緒に摂るとインスリンの分泌が亢進し筋肉の合成力が高まる事は既にご説明した通り。
その他にもチョコは様々なサプリと相性が良いのです。
筋トレに効くチョコは毎回食べるべき?適切な頻度は?
チョコは必ず毎回の筋トレで食べなくてはいけないものではありません。
特に筋トレ前に食べ、テンションを上げたりヤル気を起こさせたい場合は「効き」を維持するために2回~3回に1度食べるようにすると良いでしょう。
毎回食べてしまうと体が慣れてしまい、ドーパミンやエンドルフィンの分泌量が下がってしまう可能性があるのです。
チョコにも板チョコや生チョコ、チロルチョコなどいろいろな種類があります。
そのため、筋トレの度に違う物に変えてみるのも良いアイディアです。
いずれにせよ「飽きないための工夫」が大切になると言えますね。
食べ過ぎはNG!筋トレとチョコの注意点
甘いもの好きな人にはたまらない存在と言えるチョコレートですが、これまで述べてきた通り、食べすぎてしまうと筋トレにも逆効果となってしまいます。
ついつい食べ過ぎてしまうという人は、筋トレ前や筋トレ後用のチョコを事前に小分けしてタッパーにでも入れておくと良いでしょう。
また、初めから小分けタイプのチョコを買っておくというのも良いですね。
チョコを食べ過ぎて体脂肪が増える事は絶対に避けなくてはいけません。
よほどのハードゲイナーであればともかく、一般的には筋トレは体脂肪を減らし、筋肉量を増やすためにも行うものだからです。
良薬口に苦しという事わざがありますが、チョコの場合は良薬口に甘し。
ですが食べすぎては良薬でなくなってしまうのです。
筋トレとチョコの関係まとめ
最後に筋トレとチョコの関係性についてまとめます。
まず、筋トレ前のチョコには糖質を補充すると共に、エンドルフィンやドーパミンを分泌させて、筋トレに対するヤル気をアップさせる効果があります。
また、筋トレ後のチョコはインスリンの分泌を誘発し、一緒に摂取するタンパク質がよりスピーディーに筋肉へと届けられるようにしてくれるのです。
ただ、筋トレの真っ最中にチョコは食べないようにします。
胃腸に負担を掛け、血流が筋肉に集中してくれなくなるからです。
チョコは上手く使えば、筋トレ効率を高める素晴らしいスイーツとなります。
しかし、食べ過ぎたら太ってしまいますから注意しましょう。
また、必ずしも毎回食べる必要はありません。
ちなみに、チョコ以外にもバターキャンディーやマシュマロなど、自分の好みのお菓子を筋トレに活かしているベテラントレーニーは結構多いのです。
当サイトでは、管理人も実際に利用した筋肉サプリを紹介しています。
筋トレの際には、ぜひ活用してみてください。