筋トレと言うと、一般的には胸や腕、脚などをメインに鍛えている人が多いのです。
一方で、首というパーツを鍛える人はあまりいません。
しかし、実は筋トレで首を鍛えると、その他の人気部位と負けないくらいの様々な効果やメリットが得られるのです。
そこで、今回の記事では、筋トレで首を鍛えると具体的にどのような効果などが得られるのかご紹介してきます。
また、首を鍛える際に抑えておきたい大事なポイントや怪我などをしないための注意点なども解説するので、ぜひ読んでみてくださいね。
筋トレで首を鍛える事で得られる3つの効果・メリット
まずは筋トレで首を鍛える事で得られる効果や、メリットについてご紹介していきましょう。
首を筋トレで鍛えると得られる効果などは数多くありますが、その中でも代表的なものが以下の3つになります。
- 男性の場合、首を鍛えると見た目が男らしくなる
- 首を鍛えると神経系の怪我などのリスクを下げる事が出来る
- 首がこる事を予防、もしくは改善する事が出来る
それでは、これから早速それぞれの効果や、メリットについてより詳しく解説していきます。
筋トレで首筋が太くなると男らしい体型になる
筋トレで首を鍛える事で得られる効果やメリットの1つ目は、何と言っても見た目の変化にあります。
実は、筋トレで首を鍛えて首筋が太くなると、特に状態がガッチリしたように見えて、男らしい体格になる事が出来るのです。
例えば、首が太いレスリングの選手やアメフトの選手などが特にガッチリして見えるのも、この首が太い事が大きく影響しているのが理由になります。
これは、特に現在体全体が細く見える事に悩んでいる男性にとっては、大きなメリットになるでしょう。
筋トレで首を鍛えると怪我や首の痛みのリスクを下げる
筋トレで首を鍛えると得る事が出来る2つ目の効果は、怪我や首の痛みが発生するリスクを下げる事が出来る事にあります。
ご存知の通り、首には脊髄が通っていて、そこには多くの神経が集まっています。
そのため、首が弱いとすぐに怪我をしてしまう事になるのです。
しかし、筋トレでしっかりと首を鍛えていれば、筋肉が外からの衝撃などから首を守ってくれるようになります。
その結果、首の怪我や痛みが起こるリスクを下げる事が出来るようになるのです。
この効果・メリットについては、ラグビーなどのコンタクトスポーツをしている人はもちろんの事、一般の方にとっても大事な意味を持つでしょう。
筋トレで首を鍛えると首がこる事を予防できる
首を筋トレで鍛えると疲労が溜まって首がこってしまうと考えている人が多いのですが、本当はその考えは正しくはありません。
むしろ、首を筋トレで鍛えて筋肉を強くする事が出来れば、頭の重さを簡単に支えられるようになり、首がこるのを予防できるようになるのです。
また、既に首がこってしまっている人であっても、筋トレで鍛える事で血流が良くなり、首のこりが解消できるようになったりもします。
このように、首を筋トレで鍛えると、健康面においても良い影響を与える事が出来るようになっているのです。
筋トレで首を効果的に鍛えられるメニュー
それでは、次に首を効果的に鍛える事が出来る筋トレのメニューについてご紹介していきます。
今回ご紹介するメニューは以下の3つです。
- ネックフレクション
- 首起こし
- シュラッグ
では、これからそれぞれのメニューの具体的なやり方とポイントについて合わせて見ていきましょう。
ちなみに首を鍛えるためには、この3つの全てのメニューを行わなければいけないというわけではありません。
自分に合ったものだけでも十分なので、まずはどのメニューなら出来そうなのか確認しながら読み進めてみてくださいね。
自宅で行える首の自重筋トレメニュー、ネックフレクション
では、まず自宅でも簡単に取り組む事が出来る首の自重筋トレメニューのネックフレクションについてご紹介します。
このネックフレクションのやり方はシンプルで、仰向け寝た状態で顎を引きながら、首だけを起こしていく動作を繰り返すだけです。
このネックフレクションという筋トレメニューはシンプルさが強みとしてありますが、注意しなければいけないポイントもあります。
それは勢いを付けて動作をしないという事です。
このネックフレクションというメニューはその動作が単調である事から、勢いを付けて行う人が多い傾向にあります。
しかし、勢い良く動作をすると首に大きな負担が掛かり、筋肉が鍛えられないばかりか怪我をしてしまう事に繋がるのです。
そのため、この種目を行う時には、なるべくゆっくりとコントロールしながら動作するように心がけてみてください。
筋トレ器具のヘッドハーネスを使った首起こし
では、次に筋トレ器具の1つ、ヘッドハーネスを使った首起こしというメニューです。
ヘッドハーネスとは頭に装着しておもりを乗せるためのアイテムで、この器具を使う事で自重よりも負荷の高いトレーニングが可能になります。
やり方についてはネックフレクションと同じく、首を起こす動作になります。
ヘッドハーネスを使えば、座った状態でも鍛える事が可能です。
ただし、勢い付けて動作をしてしまうと同じように怪我に繋がりますので、この点については注意しておいてください。
首こりの解消にも効果的な筋トレメニュー、シュラッグ
次にご紹介するのは、首を鍛えるだけでなく、首こりの解消にも効果的なシュラッグという筋トレメニューです。
シュラッグは、ダンベル、もしくはバーベルを両手で持ち、腕を伸ばしたまま、肩をすくめる動作を行う種目になります。
この種目では、首周りはもちろんの事、肩周辺も大きく動く事から首こりや肩こりの解消効果が期待できるのです。
そのため、現時点で首こりや肩こりに悩んでいる人は、この種目を優先して行うようにすると良いでしょう。
筋トレで首を鍛える際のポイントや注意点
では、最後に筋トレで首を鍛えていく上で、より効果を高めるために必要なポイントや注意点などについて解説していきます。
これらのポイントや注意点については、実際に首の筋トレを行う前に必ずチェックしておいてください。
なぜなら、重要なポイントを抑えないと効果が中々得られなくなります。
また、注意点を抑えておかないと、怪我をより酷くさせてしまう可能性もあるからです。
それらを事前に防いでおくためにも、これからご紹介する情報については、筋トレをする前に一度目を通しておいてください。
首の筋トレ頻度は毎日行う?
筋トレで首を鍛える上での重要なポイントの1つ、それが鍛える頻度です。
一般的に筋トレで効果を出すためには休息日などを入れて、定期的に鍛えるのが良いと言われています。
しかし、首の筋肉については回復力が高く、また筋トレで大きな負荷がかけらない事から、毎日行った方が良いとされているのです。
もちろん、毎日やらなければいけないというわけではありません。
ただ、出来れば一日置きなどなるべく高い頻度で行うようにしてみてください。
筋トレ後に筋肉痛とは違う首が痛い感覚があれば病院へ
筋トレで初めて首を鍛えると、他の腕や胸などと同じように筋肉痛が起こる事があります。
それは、筋トレによる正しい反応なので特に心配する必要はありません。
しかし、筋肉痛とは違うような痛い感覚を覚えたら注意が必要になります。
なぜなら、首の筋トレ後に筋肉痛とは違う痛みが出ている場合には、首の神経や首の筋肉の付け根にある腱が傷んでいる可能性があるからです。
そのため、筋トレ後に明らかに筋肉痛とは違う痛みが出た時には、早めに病院へ行って診てもらうようにしましょう。
筋トレで首周りだけを集中的に鍛える事は避ける
筋トレで首周りを鍛えると、上記でここまで解説してきたようなメリットや効果を得る事ができます。
そして、中にはそのメリット・効果を可能な限り早く得るために、筋トレで首周りだけを集中して鍛える人がいますが、それはしないようにしてください。
なぜなら、筋トレで首周りだけを集中的に鍛えてしまうと他の筋肉とのバランスが崩れてしまって、首にはもちろん他の部分にも悪影響が出るからです。
このような理由がありますので、いくら首を鍛えるメリットが魅力的に見えたとしても、焦らずにじっくりと取り組んでいくようにしましょう。
筋トレと首のまとめ
今回の記事でここまで解説してきたように、首を筋トレで鍛えると様々なメリット・効果を得る事が出来ます。
もちろん、首は胸や腕などの筋肉と比べると目立たない筋肉なので、鍛えるモチベーションが湧きづらい事もあるでしょう。
しかし、首は地味だからと鍛えないよりは鍛えた方が確実に良い影響を得る事ができる部位なのです。
そのため、これまであまり首を鍛えてこなかったという方は、これを機に首も筋トレでちゃんと鍛え始めてみてもらいたいと思います。