筋トレと干し芋

筋トレに取り組んでいる人は、鶏肉などのタンパク質が採れる食材を意識して取っている傾向にあります。
確かに、肉類などの食材は筋トレに効果です。

しかし、実際には肉類などのタンパク質が豊富な食材以外にも、筋トレに有効な食べ物は沢山あります。
その中の1つとしてあるのが、筋トレをしていない人達の間でもよく食べられている干し芋です。

今回は、この干し芋がなぜ筋トレに対して効果的なのか、その理由について詳しく解説していきます。
また、合わせて干し芋を食べるべきタイミングや食べるべき量などについてもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。



筋トレに対して干し芋が効果的な理由

それでは初めに、なぜ干し芋が筋トレに対して効果的なのか、その理由について解説していきましょう。
干し芋が筋トレに効果的だと言える理由は、大きく分けて以下の4つのものがあります。

  • 脂質が少なく炭水化物が多いので、増量期の食べ物として最適であるから
  • 含まれている炭水化物のGI値が低いので、減量期の食べ物としても有効であるから
  • 炭水化物以外にも筋トレに有効な栄養価が含まれているから
  • 入手しやすいため、摂取する事を継続しやすいから

では早速、これからそれぞれの理由について、より詳しい説明をしていきます。

干し芋は脂質が少ないため増量期などの筋トレに活用しやすい

干し芋が筋トレに効果的だと言える1つ目の理由、それは脂質が少ないという特徴にあります。
干し芋には、炭水化物が豊富に含まれているのですが、脂質は100gあたり約0.5gほどでほとんどゼロに近いのです。

そして、増量期の筋トレをしている人が最も必要なのは、十分な量のタンパク質と炭水化物になります。
つまり、干し芋からは、増量期に必要な炭水化物を無駄なカロリーや脂質を避けながら確保出来るという事なのです。

このように、無駄のない効果的な栄養摂取が行える事こそが、干し芋が筋トレに効果的だと言える理由の1つになります。

干し芋はGI値が低いため減量期の筋トレにも活用出来る

干し芋が筋トレに効果的だと言える2つ目の理由は、含まれている炭水化物の質が高いため減量期に活用出来るという事です。
先程も少し触れたように干し芋には脂質が少ない一方で、筋肉の成長に欠かせない炭水化物は豊富に含まれています。

しかも、その炭水化物はGI値が低い質の高い炭水化物なのです。
GI値が低い炭水化物は摂取しても、血糖質の急激な上昇が起こる確率がほとんどありません。

そして、血糖値の急激な上昇がない事で、無駄な脂肪の合成を防ぐ事が可能になります。
つまり、干し芋は増量期だけでなく、減量期の筋トレをしている場合にも最適な食材であるという事なのです。

このような事も、干し芋は筋トレに対して効果的な食べ物であると言える理由の1つになります。

干し芋には筋トレに役に立つ栄養価も含まれている

干し芋が筋トレに効果的だと言える3つ目の理由は、干し芋には炭水化物以外にも有効な栄養価が含まれているから、というものになります。
干し芋には、筋トレ後の筋肉の成長に必要な質の高い炭水化物が含まれているというのは、上記でも解説した通りです。

しかし、正確には筋力の低下を防ぐためのカリウムやタンパク質の吸収をサポートするビタミンB6なども含まれているのです。
このように、干し芋には炭水化物以外にも、筋トレに役に立つ栄養価が含まれているというのも1つの理由になります。

干し芋は筋トレ前後の間食として手に入れやすい

干し芋が筋トレに効果的だと言える最後の理由は、筋トレ前後の間食用食材として入手しやすいという事です。
ご存知の通り干し芋はスーパーマーケットやコンビニ、ドラッグストアなどで簡単に手に入れる事が出来ます。

そして、簡単に手に入れやすいという事は、筋トレのための食材として使い続けやすい事を意味するのです。
また、筋トレのための食事は、当然食べる事を継続して初めて効果を発揮します。

この事を踏まえて考えると、効果を発揮するまで食べ続け易い干し芋は、筋トレ効果的な食べ物であると言えるわけです。

筋トレをする人が干し芋を食べるべきタイミング・量

筋トレをする人が干し芋を食べるべきタイミング・量

ここまでは、筋トレに対して干し芋という食べ物がなぜ効果的なのか、その理由について解説してきました。
ただ、これだけの情報だけでは、干し芋を筋トレに対して効率的に活用する事は簡単ではありません。

なぜなら、干し芋を筋トレに正しく活用するためには、干し芋を食べるべきタイミングや食べるべき量を知らなければ行けないからです。
そこで、次に筋トレをする人が、干し芋を食べるべきタイミングや量について解説していきます。

筋トレのために干し芋を食べようと考えている人は、その効果を最大限に引き出すためにもここでチェックしておいてください。

干し芋を食べるタイミングは筋トレ前後か、間食

まずは、干し芋を食べるべきタイミングについてです。
基本的に、筋トレのために干し芋を食べるのであれば、有効なタイミングは3つあります。

1つ目は、筋トレを行うためのエネルギー源として利用出来るようになる筋トレの30分から1時間ほど前です。
2つ目は、筋トレ後の筋肉の成長のために使う栄養として活用出来る筋トレ直後というタイミング。

そして、3つ目は減量中などの空腹を紛らわすために効果的な間食というタイミングになります。
基本的に、以上の3つが干し芋を食べる際の効果的なタイミングになりますので、参考にしてみてください。

干し芋の量は筋トレ前後に必要な炭水化物の量から逆算

次に、筋トレをする人が食べるべき干し芋の量について解説していきましょう。
基本的に、筋トレをする人が食べるべき干し芋の量は、食べるタイミングに必要な炭水化物の量から逆算します。

例えば、筋トレ前のエネルギーとして30gの炭水化物を求めているのであれば、30gの炭水化物が含まれる約50gの干し芋を食べるのです。
このように、必要な炭水化物の量から逆算して量を導けば、無駄に取りすぎる事を防ぐ事が出来ます。

ですので、原則としては必要な炭水化物の量から食べるべき干し芋の量を考えるようにしましょう。
ちなみに、干し芋は100g辺り約70gの炭水化物が含まれていますので、これを計算の目安として使ってみてください。

筋トレと干し芋のまとめ

筋トレと干し芋のまとめ

今回の記事で解説してきた干し芋という食べ物は、筋トレに対して非常に効果的な食べ物です。
もちろん、筋トレの効果を高めるためには、肉類などで筋肉の材料となるタンパク質を確保する事も重要になります。

しかし、既に解説した通り干し芋から、摂取出来る質の高い炭水化物もタンパク質と同じくらい重要な働き持っているのです。
ですので、干し芋が嫌いでなければ、これを機に干し芋を正しく食べて、筋トレの効果をより高めていってもらいたいと思います。


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