7月から9月にかけて旬を迎える事で有名なカツオ。
日本人は女性も男性も好きな人が多い事でも有名ですが、実はカツオというのは魚の中でも特に筋トレ後にオススメ出来る魚でもあるのです。
今回の記事では、なぜこのカツオが筋トレ後にオススメ出来るのか、その理由についてご紹介していきます。
また、筋トレ後にはどのようなメニューで食べるべきなのか、そして食べる際の注意点も合わせて解説するので、ぜひチェックしてみてください。
筋トレ後の食事にカツオが効果的な理由
それでは始めに、筋トレ後の食事としてカツオという魚がなぜ効果的なのか、その理由について解説をしていきます。
基本的に、カツオが筋トレ後の食事オススメ出来る理由は、大きく分けて以下の3つです。
- カツオにはBCAAを中心とした筋トレの効果を高めるタンパク質が豊富に含まれているから
- カツオには筋トレ後の体の回復や健康状態の維持などに役に立つ良質な脂質も含まれているから
- カツオは筋トレ後の食事に適した食材の中でも比較的コストパフォーマンスが良いから
では、早速それぞれの理由について、1つ1つ詳しく見ていきましょう。
カツオは筋トレ後に必要なBCAAなどのタンパク質が豊富
カツオが筋トレ後の食事に使う食材の中でオススメ出来る最大の理由、それがこのタンパク質が豊富に含まれているという事にあります。
実際に、カツオには100gあたり約25gという、お肉と同等のタンパク質が含まれているのです。
また、このカツオという魚は単純にタンパク質の量が多いというだけはありません。
実は、カツオのタンパク質はBCAAという筋肉に対して高い効果があるアミノ酸の比率が高いため、タンパク質としてのクオリティも高いのです。
つまり、カツオは質の良いタンパク質が豊富に含まれているという事になります。
だからこそ、カツオは質の高いタンパク質が必要な筋トレ後にオススメ出来るわけなのです。
かつおからは筋トレ後の体の回復などに役に立つ良質な脂質が採れる
上記でご紹介した通り、かつおには筋トレ後に筋肉が必要としているタンパク質が豊富に含まれています。
しかし、実はカツオには、筋トレ後の体にとって重要な栄養素がもう1つ含まれているのです。
その栄養素とは、EPAやDHAという良質な脂質の事になります。
このEPAやDHAといった良質な脂質は筋トレ後に摂取する事で、筋肉の炎症を抑えるなどの回復促進効果を得られる事が出来るのです。
筋トレの効果を高めるためには、当然筋肉痛などからいかに早く回復するかも重要になります。
だからこそ、それをサポート出来るカツオはオススメ出来るという事になるのです。
ちなみに、脂質が入っているという事でカロリーが高いのでは、と心配する人もいますが、基本的にカツオの関しては心配をする必要はありません。
なぜなら、カツオは脂質が含まれていても、カロリー自体は100gあたり165kcalとかなり低カロリーとなっているからです。
筋トレ後に使う食材の中でも鰹はコスパが良い
筋トレ後に鰹がオススメ出来るもう1つの理由、それはコストパフォーマンスの高さにあります。
基本的に、筋トレ後にはカツオ以外にも、お肉や卵などの食材が効果的です。
ただし、それらの食材というのは、筋トレを続けている間、食べ続けて初めて効果を得られます。
つまり、食材のコスパが悪ければ、途中で食べる事を諦める事になり、結果として筋トレの効果を下げる事に繋がる可能性もあるのです。
しかし、カツオは筋トレ後の食材の中でも比較的安く、コストパフォーマンスは良いので、その心配はありません。
このように経済的な面から見ても、このカツオは筋トレ後の食材としてオススメ出来るのです。
筋トレ後にオススメしたい鰹のメニュー
ここまでは、筋トレ後にカツオがオススメ出来る理由について解説してきました。
次は具体的に、どのようなメニューで食べるのがオススメなのか解説します。
今回ご紹介する鰹を使ったメニューは以下の2つです。
- 筋トレ後の疲れた状態でも簡単に作る事が出来る鰹のたたき
- 筋トレ後に必要な炭水化物もまとめて確保出来るカツオの漬け丼
では、早速それぞれのメニューについて、なぜオススメなのかという理由や食べ方のポイントなどを解説していきます。
カツオが筋トレ後に良いという事は理解できたが、具体的にどのように食べれば良いのか分からないという人はぜひ参考にしてみてください。
筋トレ後でも簡単に作れる鰹のたたき
最初にご紹介するのは、カツオを使った定番メニューの1つ、鰹のたたきです。
鰹のたたきが、筋トレ後のメニューとして良いと言える理由は2つあります。
1つ目は既に触れている通り、手間が掛からないため、筋トレ後の疲れた体でも作って食べる事が出来るからというもの。
そして、2つ目は薬味や酸味のあるタレなどによって、疲労回復効果なども期待出来るからというものになります。
筋トレをする人にとってはこのようなメリットがあるので、鰹のたたきはメニューとしてオススメ出来るのです。
ちなみに、鰹のたたきを筋トレ後に食べる際には、栄養バランスを整えるためにも薬味などを少し多めにするのが1つのポイントになります。
特にネギや生姜が効果的なので、ぜひ意識的に量を摂るようにしてみてください。
筋トレ後に必要な炭水化物も摂取出来るカツオの漬け丼
筋トレをした後というのは、筋肉の材料となるタンパク質はもちろんですが、そのタンパク質を筋肉へ変えるために炭水化物も必要になります。
そして、その炭水化物もタンパク質とまとめて確保出来る便利なメニューとしてあるのが、次にご紹介するカツオの漬け丼です。
カツオの漬け丼では、その名前からも分かる通りある程度の量の白米を使いますので、そこから炭水化物を摂取する事が可能になります。
そのため、筋トレ後に必要な栄養素をなるべくまとめて摂取したいと考えている人には、特にオススメのメニューになると言えるでしょう。
ちなみに、カツオの漬け丼では、トッピングとして卵の卵黄を乗せると摂取出来るタンパク質の量が増やせますので、ぜひ試してみてください。
筋トレ後にカツオを食べる際の注意点
それでは最後に、筋トレ後の食事にカツオを取り入れて食べていく際に、注意しておきたいポイントについてご紹介しましょう。
筋トレ後に、カツオを食べる際の注意点は主に以下の2つになります。
注意点2.カツオは筋トレに対して効果があるとは言え、食べ過ぎると病気になる可能性がある事
では、これからそれぞれの注意点についてより詳しい解説をしていきます。
筋トレのためにカツオを取り入れたのに、悪影響が出てしまうという事を避けるためにも、カツオを取り入れる前に一度目を通しておいてくださいね。
鰹節だけでは筋トレ後に必要なタンパク質を確保出来ない
ここまで解説してきましたように、カツオには筋トレ後に必要なタンパク質が豊富に含まれています。
そして、そのカツオから作られている鰹節にも当然、同じ量のタンパク質が含まれているのですが、注意しなければいけない事があるのです。
それは、鰹節は量を多く食べない傾向にあるため、結果として必要な量のタンパク質を確保出来ない事があるという事。
もちろん、通常のカツオと同じ数十から数百グラムの鰹節を食べれば問題はありませんが、もちろんそれは現実的ではありません。
ですので、カツオからタンパク質を摂取したいのであれば、原則として魚の状態である程度の量を食べられるメニューを選ぶようにしましょう。
筋トレ後にカツオを食べ過ぎると尿管結石などになる可能性がある
筋トレ後にカツオを食べる際の2つ目の注意点は、食べ過ぎという点です。
カツオには、筋トレをする人にとって非常に役に立つ良質なタンパク質、そして脂質が含まれています。
しかし、カツオにはその他にもプリン体が豊富に含まれているのです。
そのため、食べ過ぎてしまうと尿管結石になる可能性も出てきます。
また、カツオにはメチル水銀も含まれている事があり、食べ過ぎによりそのメチル水銀による影響が出る可能性もゼロではありません。
そのため、いくら健康に良いからと言って、毎日のようにカツオを食べたりする事はなるべく避けるようにしましょう。
筋トレとカツオのまとめ
今回の記事で解説してきました通り、カツオは筋トレ後の体に必要な栄養素が豊富に含まれている非常に優秀な食材になります。
また、コストパフォーマンスも比較的高いため、どのような人でも気軽に食生活へ取り入れる事も出来るようになっているのです。
これまであまりカツオを食べてこなかったという人は、これを機にぜひカツオを食べて、筋トレの効果をより高めていってもらいたいと思います。
ただし、最後にお話した通り、カツオの食べ過ぎなどには悪影響がありますので、注意してくださいね。