安くて美味くて、筋肉の材料にもなる、そんな料理があれば最高ですよね。
しかも、街中の色々な場所で取り扱われているとてもポピュラーなメニューだとしたら嬉しいと思います。
実は、そんな筋トレ好きにとって、願ったり叶ったりの料理があります。
それは牛丼です。
安い外食の象徴のような存在ですが、筋肉を発達させるという意味でもかなり有効と言えます。
今回は、牛丼と筋トレの関係にスポットを当てて、いかに筋肉を成長させるためにピッタリの料理なのか。
そして、問題点はないのかといった点を解説していきましょう。
筋トレ後に外食行くならやっぱり牛丼?
ジムでハードなトレーニングをした後はお腹もペコペコ。
とりあえずはプロテインドリンクをぐっとひと飲みするとしても、それだけでは到底空腹は満たされませんよね。
かと言って疲れていますから、自宅で手の込んだ料理をわざわざ作る気にもなりません。
そんな時は、やはり外食で素早く栄養を体に送り込むのがベストな方法と言えるでしょう。
筋トレ後には、とにかくタンパク質が重要です。
そういう意味でも、牛丼はタンパク質豊富でハイカロリーな食べ物となっています。
しかも、お値段控えめですから、遠慮なく腹いっぱい食べる事が出来るのです。
筋トレ後に牛丼食べたらマッチョになれる?
牛丼はご飯の上に牛肉が載った食べ物です。
当たり前の話しですが、お肉はタンパク質であり、筋肉の材料として最適と言えます。
ただ、牛丼だけを食べればマッチョになれるわけでは無い事は予め理解しておいてください。
激しい筋トレによって傷ついた体は、タンパク質だけでなくビタミンやミネラルも必要としています。
牛丼にはミネラル類や一部のビタミンも含まれてはいますが、十分な量ではありません。
牛丼をメインとしつつ、他の副菜によって栄養バランスを整えた方が、より筋肉の発達には効果的となるのです。
牛丼を食べたらマッチョになれる可能性は高いですが、牛丼だけでは栄養のバランスが崩れてしまうのですね。
筋トレ後に牛丼・牛肉を食べる理由
繰り返しになりますが、筋肉の材料はタンパク質です。
タンパク質を多く含む食品としては、牛肉の他に大豆製品や乳製品があります。
また、意外と小麦粉にも多くのタンパク質が含まれているため、パンにもタンパク質は多いのです。
ところが、タンパク質には「品質」というものがあり、品質の低いタンパク質を摂取してもなかなか筋肉の役には立ちません。
タンパク質の品質は、「アミノ酸スコア」という数値によって表示されます。
このアミノ酸スコアは小麦粉など、多くの植物性タンパク質は総じて低い傾向が強く、逆に動物性タンパク質はほとんどがMAXの100となっているのです。
もちろん、牛肉のアミノ酸スコアは100ですし、他にもアラキドン酸やビタミン群など沢山の栄養素が含まれています。
牛肉は筋肉の材料として最も適した食材の一つではありますが、お値段がネックです。
これを見事に解決したのが、牛丼という食べ物であると言えますね。
牛丼のご飯も筋トレに効果があった
牛丼で大切なポイントは、実は肉だけではありません。
牛肉と一緒に白米を食べる事が出来るという点も実は重要なのです。
白米は炭水化物ですから、血糖値をドンと上げてくれます。
血糖値が上がると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されるのはご存知の通りです。
このインスリンは、アミノ酸(タンパク質が分解されたもの)を筋肉細胞へと取り込む役割を持っています。
牛肉と一緒にご飯を食べる事で、より素早く効率的に栄養を吸収する事が出来るというわけです。
筋トレ直後にタンパク質と一緒に糖質を摂取するのは大変意義深いと言えます。
牛丼は正に、絵に描いたような「筋肉飯」と言って良いでしょう。
筋トレ後に牛丼と一緒に食べたい食材とは?
牛丼は、筋トレ後に食べるのに非常に適した料理である事はここまで解説してきた通りです。
しかし、常に牛丼だけを食べていたのでは、さすがに栄養のバランスが良くはありません。
牛丼にはタンパク質と炭水化物が豊富ですが、特にビタミン群が不足しています。
ビタミンは体内で「補酵素」として活躍してくれる物質。
ビタミンが無いと、やはり栄養の吸収効率が悪化してしまうのです。
正直なところ、ビタミンはサプリとして摂取しても良いでしょう。
しかし、せっかくですから牛丼と合う、さっぱり系のサラダを食べるように心がけましょう。
もちろん、生の果物でも良いですね。
ただし、果汁100%であってもジュースはNGです。
牛丼のご飯にプラスして、ジュースを飲んでしまうと、さすがに糖質の量が多くなり過ぎます。
糖質過多は脂肪過多に直結しますから、十分注意するべきです。
筋トレ終わったら吉野家?オススメの牛丼屋
牛丼屋もチェーン店を中心として沢山の選択肢がありますね。
当然の事ですが、大前提として「自分の好みの味」を提供してくれる牛丼屋さんに行くのが最もオススメとなります。
ただ、あえて一つオススメのお店を挙げるとするなら「すき家」さんだと言えるでしょう。
すき家には、裏メニューとして「キング牛丼」というものがあります。
キング牛丼は、通常メニューの中の一番大きなサイズであるメガ牛丼よりも遥かに大きいのです。
そのサイズは、なんと普通盛の6倍以上。
ご飯の量だけでなく、肉の量も半端ではないのです。
キング牛丼一杯食べるだけで、当面必要なタンパク質量は完全に補給出来ます。
すき家には牛丼のアレンジメニューも豊富ですし、飽きずに通い続けられるという人も多いようです。
牛丼ライトでも筋トレには効果がある?
食欲があまり無いという人や、筋トレ後は胃腸も疲れていて牛丼のライトサイズしか食べられないという人もいますよね。
先程、すき家のキング牛丼なら効果バッチリと書きましたが、逆に牛丼ライトでは意味はないのでしょうか。
確かにライトサイズ牛丼では、栄養の量として完璧とは言えません。
しかし、それでも食べないよりは遥かにマシと言えます。
とりあえずは、ライトサイズでも良いので、胃に入れてしまうというのは正しい方法なのです。
食べたくないからと言って、何も栄養を摂らないというのが一番いけません。
筋トレと栄養補給は常に一体でなくてはならないのです。
筋トレ後に食べるのは牛丼と豚丼どっちが最適?
牛丼と並んで人気があるのが豚丼ですね。
豚丼もほとんど牛丼と同じような存在ですが、筋トレとの相性としては何か違いがあるのでしょうか。
牛丼と豚丼、この二つの優劣をハッキリと付けるのは極めて難しいと言えます。
豚肉には牛肉と違い豊富なビタミンB群が含まれています。
この点では豚肉は、牛肉よりも優れてはいます。
しかし、牛肉にも豚肉には、あまり含まれていない微量栄養素が沢山あります。
牛肉も豚肉もどちらもアミノ酸スコアは100であり、タンパク質の品質としてもバッチリです。
正直なところ「好みの問題」とも言えます。
ただ、一流のボディビルダーやフィジーカーの多くは、特に牛肉を意識して摂取している人が多いのは事実です。
もしかすると、彼らは経験的に何か牛肉の方が筋肉の発達に向いているという感触を得ているのかもしれませんね。
筋トレ後に食欲が無い時の牛丼はコレ
そもそも牛丼を食べる余裕が全くないという時は、どうすれば良いのでしょうか。
先程、ライトサイズであっても食べないよりはマシと書きました。
しかし、固形物を全く食べる気にならない場合は、頭を捻って工夫する必要がありそうです。
基本的に、筋トレ後にはタンパク質と糖質を摂取すべきなのはご理解頂いていると思います。
全く食欲が無いのであれば、これらを液体として摂るしかないでしょう。
つまり、プロテインですが、実はプロテインよりも先の飲んで欲しいサプリメントがあるのです。
そのサプリメントとはEAA。
つまり、必須アミノ酸の事ですね。
必須アミノ酸はタンパク質を分解して作られた物ですから、当然消化の必要がなく、極めて迅速に体内に吸収されます。
この必須アミノ酸と一緒にブドウ糖やマルトデキストリンといった吸収の速い糖質を摂取して欲しいのです。
固形物を食べる事が出来ないというのは、それ自体が問題ありません。
しかし、とりあえずはEAAと糖質を摂り、その約1時間後にプロテインを飲むようにしましょう。
筋トレと牛丼のまとめ
筋トレの後の牛丼は非常に効果的で、是非ともオススメしたい食事と言えます。
牛丼は安いですし、全国各地どこにでもお店があるのでとても便利です。
また、普段あまり牛肉は食べられないなという人でも、牛丼であれば腹いっぱい食べる事が出来るのも嬉しい点ですよね。
タンパク質と糖質を同時に摂る事が出来ますから、筋肉の発達にもとても役立ちます。
皆さんも筋トレ後には積極的に牛丼を食べ、次のトレーニングへの活力を養いましょう。
当サイトでは、管理人も実際に利用した筋肉サプリを紹介しています。
筋トレの際には、ぜひ活用してみてください。