筋トレと身長

日本では昔から筋トレをすると、身長が伸びなくなると言われています。
そう言われる理由は、一流の体操選手など筋肉が大きい人は、身長が小さい傾向にある事などが影響しているのです。

しかし、実際の所は、この筋トレをすると身長が伸びないという説は正しくはありません。
むしろ正しい筋トレをすれば、身長を伸ばす効果を得る事が出来るのです。

そこで今回は、なぜ筋トレをすると身長が伸びない事が嘘であり、正しい筋トレでは身長が伸びるようになるのかを解説していきます。



筋トレをすると身長が伸びない・縮むという説が嘘だと言える理由

まず始めに、筋トレをすると身長が伸びない、もしくは縮むという説が嘘であると言える理由について解説をしていきましょう。
筋トレによって、身長が伸びなくなるのが嘘だと言える理由は、基本的に以下の2つのものがあります。

  • 筋肉が大きくなったとしても骨が伸びる事に対しては影響が出ないから
  • そもそも正しい方法で筋トレをすれば身長を伸ばす効果のほうが期待出来るから

では、これからそれぞれの理由について、1つ1つより詳しく解説をしていきます。

筋トレで筋肉を鍛えても身長が伸びる事には影響を与えない

筋トレをする事で身長が伸びなくなるという説は、骨が伸びるのを大きくなった筋肉が引っ張って邪魔をする事を根拠としている場合があります。
しかし、その根拠は論理的には正しいように見えますが、実際は正しくありません。

なぜなら、骨の伸びる部分でもある骨端線は、筋肉が成長したからといって悪影響を受ける事はないからです。
そのため、筋トレをして筋肉が大きくなると、身長が伸びなくなるという説は間違っていると言えます。

ただし、例外もあるので注意が必要です。
例えば、後ほど解説するような無理な筋トレをするとこの骨端線を傷付けてしまい、背が伸びる事に影響が出る事もあります。

ですので、筋トレなら何をしても良いという勘違いはしないようにしましょう。

そもそも正しい筋トレには身長を伸ばす効果がある

上記で筋トレをして、筋肉を大きくしても身長が伸びる事には影響はないと解説しました。
ただ、正しい筋トレは、単に身長が伸びる事に対して悪影響を及ぼさないというだけではありません。

実は正しい筋トレを行えば、悪影響がないどころか、身長を伸ばすのにプラスの効果があるのです。
正しい筋トレでは体内の中で成長ホルモンの分泌を促進する事が出来ます。

そして、その成長ホルモンというのは、身長を伸ばすのに重要な役割をするのです。
このように、正しい筋トレというのは、身長が伸びなくなるどころか、身長を伸ばす手助けをするものになります。

ですので、筋トレをすると身長が伸びなくなるというのは嘘だと言えるのです。

成長期など身長が伸びる時期に行う筋トレのポイント

成長期など身長が伸びる時期に行う筋トレのポイント

それでは次に、成長期などの身長が伸びる時期に行う筋トレのポイントについて解説をしていきましょう。
基本的に成長期などに行う筋トレで抑えておくべきポイントは、以下の4つになります。

  • 身長を伸ばす効果をより高めるために全身を鍛えるように筋トレをする
  • 成長期は関節がまだ弱いので、筋トレの頻度や休息も重視する
  • 身長が伸びる事に対してマイナスの効果が生まれないように正しいフォームで行う
  • 筋トレ後には身長を伸ばすのに必要な栄養素などをしっかりと確保する

では早速、これからこれら4つのポイントについて、1つ1つ詳しく解説をしていきます。
これらのポイントは抑えていないと、筋トレをしても身長が伸びる事に対してマイナスの効果が出てしまう事になりかねません。

ですので、身長をちゃんと伸ばしていきたいのであれば、ここで重要なポイントをしっかりと理解しておきましょう。

身長を伸ばす効果が働くように筋トレでは全身を鍛える

先程正しい筋トレを行うと、身長を伸ばすのに役に立つと解説しました。
では、具体的にどのような筋トレが正しいのかと言うと、簡単に言えば全身を満遍なく鍛えるバランスの良い筋トレが正しい筋トレです。

例えば、筋トレで脚だけを集中的に鍛えたり、腕だけを意識的に鍛えたりするのはいけません。
なぜなら、筋トレを特定の部位だけで集中的に行うと、骨が伸びる部分の骨端線が傷ついてしまう可能性があるからです。

また、全身をバランスよく鍛えれば、身長を伸ばすのに役に立つ成長ホルモンが多く分泌される傾向にあるというのも1つの理由になります。
いずれにせよ、偏った内容の筋トレでは、身長が伸びるのを邪魔してしまう事があるのです。

ですので、基本的には全身を鍛えるようなバランスのとれた筋トレをするようにしましょう。

関節の関係上、身長が伸びる時期は筋トレの頻度や休息も重視

身長が一番伸びる成長期の子供というのは、まだ体の関節が完成しきっていない事がほとんどです。
そして、その関節が完成していないという関係上、筋トレの内容はもちろんの事、筋トレの頻度や休息の設定も非常に大事になります。

なぜなら、休息が極端に短い無理な筋トレの頻度にしてしまうと、完成していない弱い関節が怪我をしてしまう事があるからです。
このような理由がありますので、成長期に筋トレをするのであれば、成人している人よりも筋トレの頻度や休息の取り方が重要になります。

ちなみに、目安としては週に3回が筋トレをする回数の上限の1つの基準です。
なので、特別な理由がない場合は週に3回を基準に筋トレの頻度を決めてみてください。

身長が伸びなくならないように筋トレは正しいフォームで行う

先程は身長に対してプラスの効果がある正しい筋トレとは、全身をバランス良く鍛える筋トレだとお話しました。
ただ、正しい筋トレを語る上で、もう1つ外せない大事な要素があります。

それは正しいフォームで筋トレを行うという事。
なぜこれが重要な要素になるのかと言うと、正しいフォームを守らなければ、関節や筋肉に異常な負担が掛かり、怪我をしてしまう事があるからです。

さらに間違ったフォームでは骨が伸びる骨端線を傷つけてしまい、身長が伸びなくなるという事に繋がる可能性もあります。
このような理由があるので、成長期に筋トレをする時には正しいフォームで実行するのが重要なポイントになるのです。

ちなみに、成長期の子は筋トレそのものに慣れていない事がほとんどで、最初から正しいフォームで出来る事はあまりありません。
ですので、最初は正しいフォームを指導出来る人と一緒に筋トレを行うようにする事をオススメします。

筋トレ後にはプロテインなどで身長を伸ばすのに必要な栄養素を摂取

成長期に筋トレをしていく時のもう1つの重要なポイントは、筋トレ後の栄養摂取です。
具体的には、筋トレ後にはタンパク質を中心として、ある程度の炭水化物、そして良質の脂質という3大栄養素を摂取するのがポイントになります。

なぜなら、これらの重要な栄養素を筋トレ後に確保していないと、そもそもの材料が無いため身長が伸びない事があるからです。
また、栄養素がないと身長が伸びないだけでなく、筋肉が分解されてしまうなどのマイナスの結果が起きる事もあります。

それを防ぐためにも、筋トレ後にはプロテインなどを活用して、しっかりと栄養素を確保するのが重要になるのです。
特に成長期の子供は、身長を伸ばす事以外の成長でも栄養素を必要とします。

ですので、筋トレ後の栄養の確保は、絶対に忘れないように意識しておきましょう。

身長が伸びる時期に行う筋トレの注意点

身長が伸びる時期に行う筋トレの注意点

それでは最後に、身長が伸びる時期に行う筋トレの注意点について解説をしていきます。
身長が伸びる時期に行う筋トレの注意点は以下の2つです。

  • 中学生や高校生の時期は、成人が行うようなウエイトトレーニングなどは避ける
  • 10歳以下の子供はまだ体全体が出来上がっていないため、無理に筋トレをしない

では、これからそれぞれの注意点について、より詳しく見ていきましょう。

ちなみに、これらの注意点は身長が伸びる時期の筋トレを行っていく上では、知っておくべき重要な知識になります。
ですので、筋トレを実施する前に、一度だけでも良いので目を通しておいてください。

中学生や高校生の時期は高重量を使うウエイトトレーニングは避ける

中学生や高校生になると、部活動などで本格的にスポーツを始める子供が増えていきます。
そして、そのスポーツで大きな結果を出すためにアスリートが行うようなウエイトトレーニングや筋トレを始める子供も増えてくるのです。

しかし、中学生や高校生の時期はスポーツをしていたとしても、本格的なウエイトトレーニングをする事はオススメ出来ません。
なぜなら、中学生前後の子供は先程も触れたように関節など体が出来上がっていない事が多く、怪我のリスクが高いからです。

もちろん、中には体が成長しきっている子供もいますが、本当に成長しきっているのかを正確に判断するのは非常に難しいのです。
ですので、特別な理由がない場合は高重量を扱うウエイトトレーニングは避けるようにしましょう。

10歳以下は身長が伸びる時期は無理に筋トレをしない

ここまで解説してきましたように正しい方法で筋トレを行えば、身長が伸びる事に良い影響を与える事は間違いありません。
しかし、10歳以下の子供は例外です。

10歳以下の場合は、身長が伸びる時期であっても、体内で筋肉が大きくなるために必要なホルモンの分泌が十分に行われていません。
そのため、正しい筋トレをしても中々効果が出辛いのです。

また、10歳以下であれば、関節だけでなく、筋肉そのものもあまり強くない事が多い傾向にあります。
ですので、無理に筋トレをしてしまうと怪我に繋がる事があるのです。

ですので、いくら正しい筋トレが身長が伸びる事に良いと言っても、10歳以下の子供には無理に筋トレをさせないように注意しましょう。

筋トレと身長のまとめ

筋トレと身長のまとめ

今回の記事でお分かり頂けた通り、筋トレをすると身長が伸びなくなるという説は間違っています。
実際には正しい筋トレをすれば、身長が伸びる事にプラスの効果があるのです。

もちろん、成長期の子供などは関節などが弱いため、注意をしなければいけないポイントは多くあります。
しかし、それさえ守る事が出来れば、筋トレによって身長が伸びる事や筋肉が強くなるといったメリットを得る事が可能になるのです。

ですので、これまで間違った説を信じていたというのであれば、これを機に正しい筋トレを始めてみてもらいたいと思います。


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